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滋賀産業新聞
2019/09/03

【滋賀】県南部土木 守山川新橋梁の護岸工など

 県南部土木事務所は、守山市三宅町地先で県道・市道との交差部に整備中の新たな橋梁について、19年度先ごろ発注・契約した上部工(施工・松浦組)を年度末の完了工期で進めるとともに、上部工と並行して施工可能な護岸工や上部工完了後の道路接続工等の一括発注を計画、工期が2020年5〜6月頃まで年度をまたぐため、先の6月補正にて20年度債務負担行為7000万円を措置、現年度当該分予算6000万円を合わせ事業費計1億3000万円を上限に、早ければ近く9月後半にも発注を公告したい意向だ。
 整備中の橋梁は守山市の市街地浸水対策のための河川改修事業に伴う県道橋工事。規模は幅員51・8b・橋長19・9bで、17年度に発注した橋梁下部工(逆T式橋台2基/施工・内田組)は近く10月末を予定工期に完了見込み。上部工の概要はプレテンション方式PC単純中空床版橋(1径間)。県道の迂回路期間短縮のため、発注済みの橋梁上部工を19年度末完了に向け施工しながら、護岸工、市道・県道接続工、周辺道路など関連工事を近く一括発注する工事一式で進め、20年度第1四半期をメドに完了したいとしている。
 なお橋梁詳細設計は16年度、パシフィックコンサルタンツ(大津市)が担当。
 上部工完了後は、橋梁から上流の湖南幹線方面に向けて、新河道を整備する河川工事を進めていきたい考え。早ければ20年度下半期にも新河道に係る工事を発注・着工、21〜22年度に施工から管理用道路・市道接続など仕上げへ進め、23年度に最終工程となる越流堰の締め切りと撤去工を行い同年度実施区間全体の完了としたい考えだが、予算措置等が順調にいけば、最終工程を22年度に前倒すことも視野に入れている。
 同事業は、守山川改修事業において、湖南幹線との交差部にあたる守山市金森町で14年度完了した橋梁に引き続き、同橋梁から琵琶湖側に位置する県道・市道との交差部にも橋梁を新設する。琵琶湖から3qが整備済みで、橋梁を含めた現在の整備実施区間500bが完了すると全体計画3・5qが完了する。

提供:滋賀産業新聞