福島建設工業新聞社
2019/08/30
【福島】最大出力73MWで計画/日立造船が風力発電
日立造船(大阪市住之江区南港北1の7の89、谷所敬取締役会長兼社長)は福島県飯舘村、川俣町に風力発電所の建設を計画している。「仮称・笹峠風力発電事業」として29日付で計画段階環境配慮書の縦覧を開始した。
事業想定区域は南北を国道114号と399号に挟まれた区域で、2町村に跨る約1414ha。単機出力4300`hの発電機(全高130m〜160m)を最大17基程度設置する。発電所の最大出力は7万3100`hを想定している。
工事は造成・基礎等(機材搬入路・アクセス道整備、ヤード造成ほか)、据付、電気(送配電線、変電所、電気)を想定。予定工期は造成・基礎等工事が約13カ月、据付工事が約8カ月、電気工事が約18カ月を見込んでいる。資材等の輸送ルートは、相馬港から可能な限り既存の国・県道を使用する。