福知山市は、福知山鉄道館ポッポランドについて、今年7月に建設資金と運営資金として個人から2億円の寄付の申し出を受け、新施設の建設に向けた検討に入る。
新施設の建設地は、寄付者の意向を踏まえ、福知山城などが近くにある福知山市堀の「ゆらのガーデン」の近接地をベースに検討する。
9月補正予算案に(仮称)福知山鉄道館ポッポランド建設事業に800万円を新規計上した。
新施設の位置や規模、展示内容などについて、ポッポランド関係者などから意見を聴取し、より集客力があり、持続可能性の高い施設にするための方針を決定する。
方針決定に際し、関係者からの意見聴取や取りまとめ、施設・展示内容等に対する提案、助言をしてもらうためのコンサルティング業務を委託する。
平成30年3月末に休館した福知山鉄道館ポッポランドを巡っては、ポッポランドあり方検討委員会(委員長・杉岡秀紀公立大学法人福知山公立大学准教授)で平成30年11月に「機能を分散移転させ、まちまるごと鉄道ミュージアムのコンセプトの下、リニューアルを目指す」とする提言書をまとめていた。
提言書の内容も参考に、新施設のコンセプトを固め、来年度以降に調査・設計、工事に着手する予定。