石川県警察本部が七尾市内で計画する「七尾警察署庁舎」の建て替え事業は、基本設計業務が大詰めを迎えた。
整備計画によると、既存の七尾警察署庁舎(同市藤橋町亥45番地1)は老朽化に加え、執務スペースも手狭な状況のため、現在地から全面移転、新築する。新庁舎の建設規模は、庁舎棟がRC造4階建て、車庫棟がS造平屋建てで、総延べ床面積約3310平方メートルを想定している。
県警本部では3カ年事業とし、今年度は移転先の用地取得や、基本・実施設計を進めていく。20年度から建設工事に着手し、21年度中の完成、業務開始を目指す。
19年度実質当初予算に庁舎建設費として2億6434万5000円(うち債務負担行為6200万円)を盛り込んだ。
七尾警察署庁舎建設工事基本・実施設計は釣谷建築事務所(建築)、中島設備事務所(設備)がそれぞれ担当。履行期間は20年2月28日まで。
なお、現庁舎は1976(昭和51)年3月に完成。県下12警察署の中で最も古く、施設規模はS造5階建て延べ1714・59平方メートル。同署には警務、会計、生活安全、地域、刑事、交通、警備の各課を配し、管轄区域は七尾市、中能登町となっている。