東京都住宅政策本部東部住宅建設事務所は8月30日、「都営南砂三丁目団地(第2期)基本設計」「都営桐ケ丘赤羽北団地(GN03・10街区)基本設計」の2件の業務委託先特定に向けた公募型プロポーザル手続きを開始する。老朽化した既存の住棟を取り壊し、その跡地に、南砂は約100戸、桐ケ丘は約170戸の規模の住宅を新築する。いずれも9月9〜19日に参加表明書と技術提案書を受け付け、提案内容の審査とヒアリングを行って設計者を選定。10月24日の見積もり合わせを経て業務を委託する。
南砂三丁目団地は、老朽化している都営南砂三丁目アパート(江東区南砂3ノ11)を建て替えて整備する。現在、第1期事業として、既存の4〜7号棟の解体跡地で、7階建てと12階建ての2棟の住宅建設を進めている。
今回、基本設計に着手する第2期事業では、築後50年以上が経過している8〜10号棟の3棟(計120戸)を取り壊し、その跡地に鉄筋コンクリート造で約100戸の住宅を建設する。付帯施設として集会所(約150平方b)や駐輪場、駐車場、ポンプ室などを配置する。
第2期の敷地面積は約7300平方b。用途地域は第1種中高層住居専用で、建ぺい率60%、容積率300%。
今回の業務ではこの他、第3期以降の事業地区(1―A号棟と1―B号棟、2号棟、3号棟のある敷地南側の区域と、11〜14号棟のある北側の区域で、約1万7700平方b)の基本計画の見直し作業も実施する。
履行期間は90日間。参考業務規模(税込み)は500万円程度。
一方、桐ケ丘赤羽北団地は、都内最大規模の団地である都営桐ケ丘アパート(北区赤羽北3ノ16他)を建て替えて整備する。
段階的に進めている事業の一環として、既存の55〜57号棟が所在するGN03街区(敷地面積約5900平方b)と58号棟のあるGN10街区(同約2400平方b)を対象に事業内容を詰める。既存住宅は4棟計151戸で、これを鉄筋コンクリート造で約170戸の規模に建て替える。集会所(約70平方b)や駐輪場、駐車場、ごみ容器置き場などの付帯施設も整備する。
敷地の用途地域は第1種中高層住居専用で、建ぺい率60%、容積率150%。
履行期間は75日間。参考業務規模を900万円程度と見積もっている。
提供:建通新聞社