長浜市は、河川改修事業の一環として昨年度から護岸改修工事を進めている平田川の第1工区に次いで、上流域において計画している「平田川の第2工区」の改修整備に向け、今年度事業で詳細設計および測量・土質調査等のコンサル業務を進めていく。
事業を所管する市都市建設部の道路河川課では、それぞれの業務について近く担当コンサルを決め(9月5日・6日入札)、今年度内の完了を目途にコンサル業務を進め、次年度以降の工事実施に備える方針。
平田川の護岸改修事業については、昨年度からL約100b区間の平田川改修整備工事(第1工区)がスタート。現在、それぞれ左岸と右岸(長浜市山階町地先)に大型ブロックを設置する修景石張り護岸工が約1年間、来年1月までの工期を設けて進められている(施工・竃セ豊建設)。
今回の第2工区(山階町地先)におけるコンサル業務では、L195b区間の右岸と左岸の両岸における護岸改修に係わる「詳細設計業務」を実施。また、護岸改修に係わる設計業務にあたり、同区間についてL200b、A2600平方bの「現地測量および路線測量等」を実施(別途に上流域の加納町地先で応用測量対象外区間L100b、A1300平方bを設定)。さらに、測量区間L200b内において6ヵ所の簡易動的コーンを設置し「土質調査等」を実施する予定。
長浜市では、今年度の都市建設部経営方針(年度当初分)に、生活基盤の整ったまちづくりを目標に掲げ、河川改良事業を推進。施工中の平田川1工区の改修工事(施工・明豊建設)とともに、次年度以降の工事実施に向けて平田川2工区の測量・設計・土質調査等をラインナップ、老朽化が進む河川護岸等の改修や堆積土砂の浚渫工事を進めていく。
提供:滋賀産業新聞