あいの風とやま鉄道(富山市明輪町、日吉敏幸社長)は、富山―東富山駅間で計画の新駅整備について、近く工事施行認可を申請し、今秋の着工を目指す。
新駅は、両駅中間に位置する富山市下冨居地内の富山機関区貨物検修庫南側に設置する。計画地の北東側、西側には住宅地が立地する。地上駅舎は相対式ホーム2面2線で、ホーム長85メートル。東西両面に無人駅、券売機、IC機器を設け、自由通路となる跨線橋やエレベーター3基も設置する。21年3月の開業を予定している。全体事業費は約13億円。7月に鉄道事業基本計画変更の認可を受けた。
詳細設計は、ジェイアール西日本コンサルタンツが担当。
富山県が主要地方道富山大沢野線からのアクセス道路となる富山新駅停車場線610メートル、富山市が駅前広場を整備する。県は新駅東側の県有地(10万4271平方メートル)で民間開発の導入を計画している。