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建通新聞社
2019/08/28

【大阪】大阪市 こども相談C移転22年度着工へ

 大阪市は、もと浪速青少年会館跡地に新設を計画する「こども相談センター」について、基本・実施設計などの委託先候補を内藤建築事務所大阪事務所(大阪市中央区)に決めた。近く契約を結び、2020年度に基本設計、21年度に実施設計に着手する予定だ。新施設は22〜23年度で建設し、24年度早期の開設を目指す。延べ床面積は約7800平方b、総事業費は約46億円を見込んでいる。
 計画では、中央区にある市こども相談センターを浪速区に移転する。建設予定地の敷地内には、もと浪速青少年会館の建物があり、現在は栄小学校の校舎として利用している。新施設を建設するのは、校舎南東側にある敷地面積約1万平方bの空き地。照明スタンドやフェンスなどの既存構造物があるが、建設前に撤去する見通しだ。解体撤去工事は21年度に実施する方針。
 新施設の延べ床面積は、児童相談所部門5500平方b、教育相談部門2300平方bの計7800平方b。新施設に求められる機能として▽個室対応▽最大6人までのユニットケア▽家庭仕様のトイレ・浴室―などを挙げている。敷地面積は1万平方b、建築面積は1800平方b。
 概算事業費の内訳は▽設計費=1億3100万円▽建設費=34億8000万円▽土壌汚染対策費など=9億1400万円―となっている。
 現センターの規模は、鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ約8700平方b。移転後の活用方法については今後検討する。

提供:建通新聞社