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建通新聞社四国
2019/08/27

【徳島】阿波スマートIC実現に向け第1回地区協議会開催

 徳島自動車道の土成インターチェンジ(IC)と脇町ICの間に設置する「(仮称)阿波スマートIC」の実現に向けて、阿波市の交流防災拠点施設アエルワで第1回地区協議会を開催した。
 阿波市を東西に走る同区間の延長は約18・8`でIC間の距離としては四国内でも長い区間。スマートIC設置により、阿波市内の企業活動を物流面から支援し徳島市内の医療施設への迅速な救急医療活動を支援する他、防災面で広域物資輸送拠点に指定されているアエルワに災害発生時の物資輸送活動に寄与することなどが期待されている。
 阿波市では2013年度からスマートIC設置に向け検討を開始。15年度には国の準備段階調査に指定され、これまで8回にわたる準備会を開催し連結位置や構造等の検討を重ねてきた。
 地区協議会の設立に当たり、会長を務める藤井正助阿波市長は「スマートICは、地域活性化の起爆剤となる施設。本市の基幹産業である農業をはじめとする地域経済活動や医療活動の支援、さらには観光など交流人口の拡大など多くの整備効果が期待できる」と、早期整備に向けた力添えを委員に呼び掛けた。委員は国土交通省、西日本高速道路四国支社、徳島県、徳島県警や学識経験者などで構成され第1回目の議事として、これまでの経緯や実施計画案を審議した。

提供:建通新聞社