新潟県農地部農地建設課は、特定農業用管水路等特別対策事業で計画する八色原地区(南魚沼市、魚沼市)に新規着手する方針だ。用水路工1万4468メートルなどに事業費15億4600万円を見込んでいる。
計画によると、1965年代(昭和40年代)に国営開拓建設事業で整備され、建設後40年が経過し老朽化が著しく、近年では頻繁に破損および漏水等が発生しているという。また、石綿を含有しない製品に代替することで、安全で安定的な用水供給の確保を図るとともに、地域農業の継続を可能とするために実施するのが狙い。
工事概要は石綿セメント管(ACP)φ600ミリ−100ミリを対象とし、管水路のほか、測量試験(事業費6630万円)、工事雑(同3760万円)を行う。受益面積は213・0ヘクタール(受益者数179人)、関係土地改良区は大和郷土地改良区。事業完了は24年度を予定している。