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北陸工業新聞社
2019/08/27

【富山】最優秀賞に信州大の宮西さん/第8回北信越新人合同設計展TAMAGO展/総合資格学院が特別協賛 

 第8回北信越地方新人合同設計展「TAMAGO展」が24・25の両日、高岡市二上町の万葉社会福祉センターで開催された。主催は、同展実行委員会の富山大学建築サークルACT(河原羽那実行委員長)。特別協賛が総合資格学院。
 TAMAGO展は、設計競技や講評会などを通して交流が盛んな都市部と比べ、イベントが少なく、関係が希薄な北信越地方の建築学生を対象とした合同設計展を企画することで、学生間のコミュニケーションを育むとともに、設計スキルの向上を図る目的で毎年開いているもの。
 参加は大学生が1〜3年生、高専が4、5年生。今回の応募は富山大10、金沢工大19、福井大5、福井工大5、新潟大1、新潟工科大1、信州大8の計49作品。学生自らが参加料を支払い、パネルと模型の課題作品を提出した。審査の結果、最優秀賞には、宮西夏里武さん(信州大学3年)が選ばれた。
 初日の24日は開会式の後、3学年を交えた数グループによる学生間ディスカッションを公開で開催。1次審査ではパネルと模型を会場に展示し、審査員の質問に答える形の公開審査を実施した。25日は1次を通過した各学年上位5案、計15点による2次審査として、パワーポイントによるプレゼンテーションと、ゲスト審査員の質疑応答が行われた。
 期間中は、ゲスト審査員である長谷川逸子氏、坂田裕貴氏、富永大毅氏の講演(レクチャー)もあり、学生は設計に際してのポイントを学んだ。コーディネーターは富山大学准教授で、建築サークルACT顧問の横山天心氏が務めた。
 表彰式では受賞者が発表され、表彰状と記念品が手渡された。あいさつに立った総合資格学院中部本部の竹谷繁次長は、「TAMAGO展には1回目から協賛し、毎年楽しみにしている。全国で色々な設計展を見ているが、この展示会は非常に優秀な作品が多い。これからも続け、建築の勉強に生かしてほしい」と述べた上で、「来年度から建築士法改正で、1級建築士を受験される若い方が増えることが予想される。受験される際はぜひ、総合資格学院に通っていただき、合格を目指してほしい。学生の皆さんが将来、建築家として活躍されることを期待している」と語った。
 閉会あいさつでは、河原実行委員長が、「素敵なゲスト審査員をお迎えし、審査はもちろん、ディスカッションや懇親会を通して、企画の目的を十分に果たすことができ嬉しく思う。ゲスト審査員の方々、総合資格学院様、出展者、そして運営スタッフの皆様のご協力に心から感謝したい」と話した。
 最優秀賞以外の受賞者は次の方々(敬称略)。【優秀賞】永井博章(金沢工大3年)、酒向正都(信州大3年)【ゲスト賞】長谷川逸子賞=小島英恵(金沢工大2年)、富永大毅賞=高橋克典(金沢工大3年)、坂田裕貴賞=増川夕真(富山大3年)【総合資格学院賞】石田夢乃(富山大3年)

hokuriku