岡山県備中県民局新見地域事務所は、県道北房井倉哲西線の道路防災対策工事を実施するため、予備設計を2019年度中にまとめる。現在、予備設計を進めているのは新見市内の2カ所。管内の防災対策が必要な箇所との優先順位を比較検討し、20年度以降に詳細設計に着手する方針。工事発注は21年度以降になる見通し。
予備設計対象区間は、新見市法曹地内が延長230b。過去の点検で作成した防災カルテによると、落石原因となる浮き石状の露岩に対し、ポケット式ロックネット(延長20b、高さ10b)を設置する対策が提案されている。今後、現地調査の上、より具体的な法面対策工の予備設計を行う。現地調査・予備設計はウエスコ(岡山市北区)。納期は20年3月25日。
また、新見市哲多町蚊家地内の対象区間が延長230b。防災カルテでは、重力式擁壁と落石防護柵を2カ所(延長25bと延長160b)で設置する他、ワイヤーロープ掛け工を2カ所で行う対策が提案されている。現在、内海建設コンサルタント(岡山市北区)が同じく現地調査・予備設計を行っている。
「提供:建通新聞社」