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北陸工業新聞社
2019/08/26

【新潟】早期全線開通へ意思統一/日沿道建設促進フォーラム 

 東北経済連合会らがつくる実行委員会は23日、「日本海沿岸東北自動車道建設促進フォーラム」を新潟市のホテルイタリア軒で開いた。沿線各県の経済団体や自治体などから340人余りが集まり、早期全線開通に向けた意思統一を図るとともに、国に建設促進を求める大会決議を採択した。
 実行委員会は東北地方の民間経済団体を中心に構成。共催は日本海沿岸東北自動車道建設促進同盟会、青森県、秋田県、山形県、新潟県。冒頭、主催者を代表しあいさつに立った海輪誠東北経済連合会会長は「皆さんの熱意により整備は着実に進んでいるが、ミッシングリンクがいまだに存在するのも事実。一致団結して早期整備を求めていく」と述べた。また、共催者代表の花角英世知事は「この度の山形県沖地震で、幹線軸は複数必要と実感した。県としても精一杯努力する」と語った。来賓の吉岡幹夫北陸地方整備局長は「国土の適正化を考えた場合、日本海側の活用は不可欠と考える。朝日温海道路の一日も早い開通に向けて頑張りたい」と話した。
 続いて意見発表が行われ、各県の経済団体代表が日沿道の役割を語り、その重要性を強調した。記念講演では、日本みち研究所理事長で筑波大学名誉教授の石田東生氏が「社会システムのイノベーションと道路政策〜高速道路と観光・シーニックバイウェイ・道の駅〜」と題し、今後の道路のあり方について、国の政策に携わる立場から解説した。
 最後に、新潟県商工会議所連合会の福田勝之会頭が、未開通区間の早期完成、重要物流道路の指定などを求める大会決議を行った。

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