石川県の谷本正憲知事は23日、19年度9月補正予算編成に係る知事裁定に先立ち、「県民の安全安心に向け、治水対策関連経費を9月補正予算に追加計上する」と記者団の質問に答えた。
9月補正予算のポイントとして、谷本知事は当初予算で治水対策、堆積土砂除去の措置を講じたが「さらに国土強靱化を県としてしっかりやるため、治水対策予算の追加配分を強く要請し、国から追加内示があった。そういった予算を今回計上したい」と述べた。
また、北陸新幹線開業効果の持続に向け、金沢市と連携して南町に設置方針の「県金沢中央観光情報センター(仮称)」(金沢ニューグランドビル1階)にも触れ、「設計がまとまってきたので整備に係る予算を計上する」と明かした。
知事裁定は農林水産部から始まり、遠藤知庸部長が豚コレラ防止緊急総合対策として今後、養豚農家の防疫体制の更なる強化、野生イノシシ対策の一層の強化に取り組むと説明。谷本知事は感染防止等に必要なものがあれば予算計上するとの意向を示した。