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建通新聞社(静岡)
2019/08/26

【静岡】静岡県西部農林 小水力発電施設の実施設計に着手

 静岡県西部農林事務所は、都田川ダム(浜松市北区引佐町)の都田川取水施設を利用した小水力発電施設を建設するため、実施設計に着手した。不二総合コンサルタント(浜松市北区)が2020年3月16日納期で進めている。20年度に送電施設などの建設予定地として既設取水トンネル出口左岸側を造成し、発電施設本体は21〜22年度に工事を進める見込みだ。
 発電の最大出力は525`hを計画。都田川ダム取水施設から放流口までの有効落差約24bを利用し発電する。基本設計よると、形式は横軸フランシス水車型を想定。水が流入するケーシング内に羽根車を設置し、そこを流れる水圧で水車が回転する仕組み。発電用の水車として最も一般的という。
 地域用水環境整備事業の一環で、同事務所初の小水力発電施設となる。基本設計も不二総合コンサルタントが担当した。
 都田川ダムは堤高55b、堤頂長170bの中央コア型ロックフィルダム。洪水の防止などを目的に1986年に完成した。同事業の総事業費は9億6000万円。2018年度末の進捗率は事業費ベースで1・6%となっている。


提供:建通新聞社
(2019/8/26)

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