国土交通省中部地方整備局は8月23日、幹線道路の無電柱化に向けて、「国道22号一宮浅野電線共同溝PFI事業」について特定事業の実施方針を公表した。事業手法は、サービス購入型で、BTO方式(Build−Transfer−Operate)を採用している。8月30日まで実施方針などに関する質問や意見を受け付け、9月6日に回答。9月ごろに特定事業に選定する。無電柱化に向けた電線共同溝事業にPFIを採用するのは、中部で初めて。
入札公告は10月を予定。これまでにPFIで電線共同溝事業を実施した先行事例や事業規模から、WTO対象となり、総合評価方式の一般競争入札で公告する公算が高そうだ。
参加表明書など第1次審査資料の受け付けは、11月を予定しており、同月中に競争入札参加資格確認結果を通知。12月に第2次審査を受け付け、2020年2月の選定事業者公表を目指す。
事業区間は愛知県一宮市島崎1〜同市緑の約1・75`。整備延長は両路側・舗道の約3・5`となっている。歩道部の幅員は4〜5b。電線共同溝の設計、整備、維持管理を行う。事業期間は契約締結後から49年までの30年間を想定。アドバイザリー業務はパシフィックコンサルタンツ中部支社(名古屋市西区)が担当している。
提供:建通新聞社