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　福井市はこのほど、杉本達治知事や県選出国会議員に対し、「２０年度重要要望書」にかかる要望を行った。要望書は特別重要要望と重要要望などで構成。
　ハード関係の主な新規事業としては農村基盤関連で、▽農村地域防災減災事業（県営）大土呂地区▽農業競争力強化農地整備事業（県営）清水山地区（計画調査）▽集落排水事業（下宇坂地区）の機能強化事業―を登載した。
　まず、大土呂地区では、石綿管の布設替等必要な対策を実施することで、石綿管の処理に起因する影響等を未然に防止し、適正な農業施設の維持を図るため、２０年度の事業採択を要望。
　次に清水山地区に関しては、排水施設の改良や区画拡大等の基盤整備を行い、水田農業の低コスト化による担い手育成や持続的な農業経営が図れるよう、２０年度計画調査および２２年度事業採択に向け、特段の配慮を求めている。
　一方、下宇坂地区については「マンホールポンプから処理施設への送水距離が長いため、硫化水素が発生しやすく、その影響で他と比べて機器損傷が進んでいる」とし、機能強化を２０年度の新規事業として採択するよう、今回の要望書に盛り込んだ。