金沢開発協議会は、20年度の国および県に対する要望に、組合施行で計画される南新保土地区画整理事業の促進を新規に盛り込んだ。事業は国の社会資本整備総合交付金の採択を受けており、今後も財政的支援の継続が必要不可欠としている。
同地区は北陸自動車道や国道8号、金沢駅港線(通称・50メートル道路)、金沢外環状道路海側幹線などの主要幹線道路に接するほか、県立病院や県庁、駅西合同庁舎など多くの行政機関や商業施設が集積する金沢西部副都心にも隣接している。
このため、土地区画整理事業により道路や公園などの都市基盤を整備するとともに、周辺に集積した都市機能との整合のとれた適正な土地利用を誘導することで、西部副都心の一翼を担う地区として良好な市街地の形成を図る。
計画地は国道8号北側で県立中央病院背後地にあたる41ヘクタール(南新保町、大友1丁目の各一部他)。これまでに組合設立準備委員会(南保秀二委員長)が立ち上がっており、今年度中の都市計画決定や本組合設立を目指している。アドバイザーは日本海コンサルタント。