能登総合開発促進協議会は20年度重点要望に、米町川(志賀町末吉〜梨谷小山間)の広域河川改修事業2期区間の促進を盛り込んでいる。23年度の整備完了を目指し、事業主体の石川県や国にさらなる進ちょくを働き掛けていく。
米町川改修2期区間(全長2500メートル)は1989(平成元)年度、浸水被害の軽減を目的に事業化された。これまでに下流側から順次、川幅を約27メートルから約59メートルに広げる工事を推進。今年度は事業費約5億1000万円を投入、吉田大橋上流の河道掘削工や右岸護岸工、北吉田区の排水樋管工、国道249号の米町川橋架け替えに伴う下部工などを予定する。同年度末の進ちょく率は88%となる見通し。
総事業費は92億円で、20年度以降の残事業費には11億円程度を見込む。