笠岡市・井原市・浅口市・矢掛町・里庄町の3市2町で構成する岡山県西部衛生施設組合(管理者・小林嘉文笠岡市長)は、新ごみ処理施設整備基本計画策定などの事業者を選定する公募型プロポーザルを公告した。参加申込書の提出期限は23日。企画提案書は30日から9月13日まで受け付ける。9月25日にプレゼンテーションを実施し、同月30日に事業者を決定する予定。
業務の内容は、新ごみ処理施設整備の基本計画の策定と事業手法の検討、(仮称)施設整備基本計画検討委員会の運営支援などで、納期は2020年3月31日。
新たに策定する基本計画では、過去にまとめた計画などを基に最新の内容に更新する。以前の計画によると、必要処理能力は1日当たり150d程度。炉形式・燃焼方式は全連続燃焼式焼却炉(ストーカ式)。施設用地の面積は1万8700平方b(110b×170b)程度で、ごみ処理施設と管理施設、駐車場用地などを配置するとしている。
事業方式は、公設公営方式、DBO方式、PFI方式などの導入可能性を比較検討し、評価・選定する。
同組合は、基本計画策定費として19年度当初予算に1969万円を計上。20〜22年度の債務負担行為として限度額9514万円を設定した。今後は19〜22年度まで計画の策定や環境アセスメント、事業者選定などを行い、24年度末までに新施設を整備。25年度から稼働する予定。
同組合は現在、整備候補地の選定を進めている。候補地が決定すれば、基本計画に盛り込むため業務を追加して委託する方針。
「提供:建通新聞社」