トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設工業新聞
2019/07/31

【鳥取】渡余子停車場線渡町工区/交差点改良5カ年計画で

 県西部総合事務所米子県土整備局は、6月補正予算で県道渡余子停車場線(渡町工区)改良工事の新規事業化を決めた。全体事業費3億7000万円を試算し、2019年度は測量設計費に約1500万円を充当。今後23年までの5カ年計画で交差点2カ所の改良を進める。
 竹内団地から同路線を経由し江島大橋へ至るルートは、JR境線の踏切や県道米子境港線と重なるクランク状の区間もあり、慢性的な渋滞が発生している。境港市は長らく県政への要望項目として「渡町〜竹内町を結ぶバイパス」「JR境線との立体交差」の整備を挙げてきたが、県はまず渡公民館前交差点・大根島入口交差点の右折レーン設置で渋滞緩和を図りたい考え。19年度は現地・路線測量、交差点詳細設計に着手し、今月3日にヨナゴ技研(米子市彦名町)が同業務を受注した。20年度は用地測量・物件調査を進め、21年度に用地補償を計画。22年度から施工に入り、23年度中の事業完了を見込む。
 事業を所管する米子県土整備局道路都市課は「用地取得がスムーズなら前倒しもある。交差点改良後の交通状況を見てから、改めてバイパス整備などの必要性を精査したい」としている。また計画区間は主要道路であるため、現道交通に対する影響を極小化できる施工計画の立案が不可欠。交通調査を実施し警察との事前協議を進めながら、詳細設計の中で合わせて検討していく。

日刊建設工業新聞