県土整備部は29日、公共工事の設計積算に使用する「土木工事実施設計単価」を一部改正した。8月10日以降の起工決裁から適用する。今回の改正は、一般財団法人建設物価調査会の建設資材価格調査報告書(月例報告)による実勢単価、「建設物価(8月号)」を基に設定。八頭地区では災害復旧で需要が高まった粗面ブロックやコンクリートブロック積(滑面)が上昇する。また、市場単価では区画線工や橋梁塗装工、構造物とりこわし工、コンクリートブロック積工などに変動があった。
主な変動資材は次の通り。( )カッコ内は変動率
▽ストレートアスファルト=1d当たり5000円上昇(6・4%)
▽ゴム入りアスファルト=1d当たり5000円上昇(4・6%)
▽軽油 小型ローリー(パト給)=1g当たり4円下落(マイナス3・2%)
▽軽油 船舶用(小型ローリー)=1g当たり4円下落(マイナス5・1%)
▽重油A(ローリー)=1g当たり3円下落(マイナス4・7%)
▽ガソリン レギュラースタンド=1g当たり3円下落(マイナス2・3%)
▽スクラップ 鉄くず ヘビーH1=1d当たり売却単価3000円下落(マイナス15・4%)
▽スクラップ ステンレス新切18cr=1`当たりの売却単価10円下落(マイナス13・3%)
▽粗面ブロック 控え35a(八頭地区)=1平方b当たり170円上昇(2・8%)
▽コンクリートブロック積 滑面150`未満(八頭地区)=1平方b当たり170円上昇(2・8%)
日刊建設工業新聞