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　宇和島地区広域事務組合は、宇和島地区広域事務組合消防本部となる宇和島消防署を移転新築するため、移転先の選定を進めている。新消防署の供用は、２０２４年ごろを目指している。19年度は、当初予算に新消防庁舎整備の基本構想を策定するための費用４６２万円を計上しているが、発注時期は未定。
　現施設は、老朽化が進み津波浸水区域にあるため、津波被害がなく住民から近い場所への移転を計画している。現在は南海トラフ地震を見据え、体制の見直しや適正な配置を行うため、過去の出動状況などのデータ収集・分析を行っている。そのデータを基に、10月ごろ第２回消防庁舎整備検討委員会を行う見通し。今後、宇和島消防署と同時期に完成した吉田分署、津島分署、鬼北消防署の建て替えも行っていく。
　現施設の規模と場所は、宇和島消防署が鉄筋コンクリート造４階建て延べ２５３２平方�b（丸之内５ノ１ノ18、１９８０年築）、吉田分署が同造２階建て延べ３２２平方�b（吉田町立間２番耕地２４４５ノ１、79年築）、津島分署が同造２階建て延べ３２２平方�b（津島町岩松甲４６８平方�b、79年築）、鬼北消防署が鉄筋コンクリート一部鉄骨造２階建て延べ４１７平方�b（鬼北町芝２２２ノ１、79年築）。

提供：建通新聞社