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建通新聞社四国
2019/08/20

【高知】高知県 治山・林道工事の箇所付け公表

 高知県林業振興・環境部は、2019年度の治山工事と林道工事の箇所付け概要を明らかにした。総事業費は35億9629万円で、うち治山工事が49カ所、25億0387万円、林道工事が15路線18工区、10億9242万円。工事・業務は各林業事務所から順次発注・外注する。
 治山工事を事業別で見ると、山地治山事業費は24カ所、15億9913万円。うち台風や豪雨に起因する山腹崩壊などにより荒廃した山地を復旧整備する復旧治山事業は、浦越(四万十町)など20カ所、11億4013万円。地すべり防止区域内の計画的な整備を推進し定住条件を向上させる地すべり防止事業は西梶ケ谷(大豊町)など3カ所、2億5900万円。災害関連緊急地すべり防止事業の実施後、一体的な計画に基づいて集中的に対策を進める緊急総合地すべり防止事業は、立川上名(大豊町)地区で2億円を充てる。
 重要な水源地域で荒廃森林や水土保全施設、後背地の復旧整備などを行う水源地域等保安林整備事業費は6カ所、2億7050万円。全て水源森林総合再生対策事業で、馬路村魚梁瀬の3地区と大川村の3地区で渓間工や作業道などを進める。 山地防災事業費は19カ所、6億3424万円。うち激甚災害で被災した地域や特殊土壌地帯で発生した荒廃地で、次期降雨時の災害を未然に防ぐ林地荒廃防止事業は、長谷(奈半利町)など17カ所、5億9784万円。山地災害危険地に登録されるなど民政安定上放置しがたい山地で実施する予防治山事業は津賀谷(いの町)、土居(仁淀川町)の2カ所で3640万円を充てる。
 林道開設工事では、民有林林道を整備し森林整備基盤の充実と山村農林業の振興を図る林道開設事業費に4路線4工区、1億9502万円。地域の経済基盤強化や生活環境整備、特に地域の交通円滑化や産業振興を図る道整備交付金事業費に6路線9工区、5億9698万円。旧緑資源幹線林道を継承する山のみち地域づくり交付金事業費に5路線5工区、3億0042万円をそれぞれ充てる。

提供:建通新聞社