大阪府は、服部緑地など18カ所の府営公園に新たな管理運営制度を導入することに先立ち、民間事業者から施設の設置やイベントプログラムの展開などについてアイデアを募集する。募集期間は10月31日まで。2022年度から順次、新たな制度による管理業務を開始する予定で、事業者は20年度中に公募することが見込まれる。今回提案をしなくても、府が事業者を公募する際には応募できる。
府では、新たな管理運営制度の枠組みとして▽PMO型指定管理(施設整備を伴う指定管理者制度、指定期間=20年以内)▽P―PFI型施設整備(公募設置管理制度など、事業期間=10〜20年)▽ソフト事業の充実を図る指定管理者制度(指定期間=5年以内)―を想定している。
民間事業者にはこれらの枠組みを踏まえ、▽提案する公園名と管理手法の枠組み、事業期間、コンセプト▽収益施設などの設置や既存施設の改修▽集客増、にぎわいづくりの方策―などについて提案を求める。提案者名、提案内容については非公表とし、優劣の評価もしないとしている。
対象公園は次の通り。
Aグループ(22年4月から業務開始)=箕面公園、深北緑地、枚岡公園、長野公園、錦織公園、住之江公園、住吉公園、浜寺公園、二色の浜公園
Bグループ(23年4月から業務開始)=服部緑地、寝屋川公園、山田池公園、久宝寺緑地、石川河川公園、大泉緑地、蜻蛉池公園、りんくう公園、せんなん里海公園
提供:建通新聞社