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建通新聞社(中部)
2019/08/16

【三重】三重県松阪建設 宮川ダムのクレストゲートを更新

 三重県松阪建設事務所は、大台町久豆にある宮川ダムのクレストゲート〈3号〉の改良工事を12月までに契約するため、9月中に積算などを完了させる見通し。完了次第、工事を一般競争入札総合評価方式で公告する。
 宮川ダムは、建設から60年以上が経過しており、老朽化と耐震対策の観点から、洪水吐きに設置されているクレストゲート(1〜3号)の更新を計画し、1〜2号の更新は完了している。
 今回の工事では、上流側から見て右側の3号ゲートを更新する。クレストゲート(幅10b、高さ15b)は、厚さが約1・5bで、重量は96・8d。鋼製で、開閉方式はワイヤロープウインチ式。
 更新に当たって、開閉作業を行う巻き上げ装置とゲート上部に設置されている操作室も新しく入れ替える。また、工事中の緊急時に備えて、2号ゲートの更新工事で使用した仮締め切りゲートの設置作業なども行う。工期は22カ月。
 改修の設計は建設技術研究所三重事務所(津市)が担当した。
 今後の宮川ダム関連の工事については、放流時に警報を行う警報所(21カ所)の更新工事や雨量などを計測するテレメーター(8カ所)の更新工事、水位などを管理するコンピューター設備の更新工事の発注を19年度内に予定している。

提供:建通新聞社