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　小柳建設（三条市、小柳卓蔵代表取締役社長）は、募集を行っていた「Ｈｏｌｏｓｔｒｕｃｔｉｏｎ」（ホロストラクション）の有償トライアル企業について、竹中工務店（大阪市中央区）とシナト（東京都世田谷区）の２社に決定した、と発表した。
　今回のトライアルは、１２月を予定する正式販売開始前に実際の現場での活用をトライアル企業とともに行い、実用性を検証するほか、さらなる開発を目的とするもの。なお、トライアル期間は１２月２０日までを予定している。
　ホロストラクションは、１７年４月から日本マイクロソフトと協業で行っているプロジェクト。同社は、ホロレンズのアプリケーション開発に携わっており、ホロレンズを活用した取り組みとして外部に提供するのは、建設業者として日本初となる。複合現実技術（ＭＲ技術）を活用したアプリケーションで、現実の世界に３次元ホログラフィックを重ねて投影し、直感的に確認や操作ができることから、会議室にいながら建設現場で工事を進めていくイメージを見ることができ、危険な現場も施工前に３次元データを確認しながら打ち合わせをすることなどが可能となっている。
　また、開発を進めているホロレンズアプリケーションは、特許出願中であり、今後は建設業だけでなく、様々な業界での活用も目指していく。