茨木市は、旧市民会館と旧福祉文化会館の機能を持った複合施設を建設する市民会館跡地エリア整備事業について、設計・施工一括の公募型プロポーザルを7月31日に公告した。同事業は新施設の建設を1期工事、旧施設の全面解体と跡地の都市計画公園への整備を2期工事とし、今回の公告では1期工事を対象とする。履行期間は2024年3月末まで。業務費の上限額は152億8000万円(消費税、地方消費税10%を含む)。
新施設は床面積の上限を1万6500平方b程度とし、6階建てを想定する。1200席の大ホールをはじめ、250席の多目的ホール、子育て支援機能、屋内遊園、図書館、カフェ、プラネタリウムなどが入る。また新施設北側に大屋根付きの芝生広場を整備する。
設計・施工期間は20年4月から23年9月までを予定する。ホール以外の施設の部分供用は23年10月、ホールを含む施設の全面供用は24年4月を想定し、事業者には竣工後の市(指定管理者)による開館準備への協力を求める。また技術提案の中で工期短縮の提案を受け付ける。
建設予定地は中央公園南グラウンドと南側緑地の敷地9850平方b。所在地は茨木市駅前3ノ9。2期工事には新施設の完成後に着手する考えだ。
参加資格は設計企業と施工企業による共同企業体であることとし、2次審査では市内企業の活用などを審査項目とする。設計業務管理技術者や統括管理技術者には、1999年4月1日以降に完成した観客席数600席以上の「同種施設」、延べ床面積8000平方b以上の「類似施設」いずれかの新築・増改築の設計・工事に携わった実績があることなどを求める。
参加表明書を8月30日まで受け付け、1次審査結果を9月6日に通知。技術提案書を12月6日まで受け付け、2020年1月18日のプレゼンテーション・2次審査を経て、同月24日に受託候補者を決める。仮契約の後、20年3月議会の議決案件として本契約するスケジュールだ。
参加表明書と技術提案書は企画財政部市民会館跡地活用推進課で受け付ける。
提供:建通新聞社