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建通新聞社
2019/08/14

【大阪】堺市 20年度都決へ南海高野線連立事業

 堺市は、南海高野線「浅香山駅〜堺東駅」付近間を高架化する連続立体交差事業を計画しており、2019年度事業で概略設計とともに環境アセスメントの手続きを進める。地元とのコンセンサスを図りながら、20年度の都市計画決定から21年度の事業認可を目指す。
 計画によると、浅香山駅から堺東駅付近までの延長約3`区間を連続立体交差により高架化する。堺東駅周辺については、立体交差している府道堺大和高田線「北花田口跨線橋」を越えるため直上2層高架とする他、浅香山駅付近〜浅香山7号踏切付近と堺東2号踏切付近以南の区間は、原線路直上の1層高架として西側に仮線を敷く計画。事業計画上の事業費は約565億円を想定する。
 高架化により、ボトルネック2カ所を含む10カ所の踏切除却が可能となる。慢性的な交通渋滞や踏切事故などに対する抜本的な解消が期待できる。合わせて、駅前広場や都市計画道路を整備することで、安全円滑な交通確保や同市の玄関口にふさわしいまちづくり、都市の活性化を図る。
 同市では今後、環境アセスメントの方法審査書調査、予測、評価を実施。20年度にはこれらを取りまとめた準備書の提出から説明会などを経て、意見や提言などを踏まえた準備審査書を作成する。21年3月末までに評価書提出とともに都市計画決定、22年3月末の事業認可取得を目指す。
 19年度の環境アセスメントは建設技術研究所大阪本社(大阪市中央区)、概略設計は中央復建コンサルタンツ(大阪市東淀川区)で進めている。

提供:建通新聞社