建設新聞社
2019/08/09
【東北・青森】佐藤総合・システム環境JVが最優秀/むつ総合病院一般病棟基本構想・計画
青森県の一部事務組合下北医療センター(青森県むつ市小川町1の2の8 管理者・宮下宗一郎むつ市長)は、むつ総合病院の一般病棟建て替えを計画し、基本構想・基本計画策定業務の委託者を簡易型プロポーザル方式で選定し、佐藤総合計画・システム環境研究所設計共同体を最優秀者(契約候補者)に特定した。今後、予算額2000万円(19年度1000万円、20年度1000万円、税込み)を上限に正式契約する。
この事業は、1977年に建設した一般病棟(SRC造地下1階地上8階塔屋1階建て、延べ1万2027・5平方b、全体で434床うち一般376床)が、築後40年以上を経過し老朽化が進行しているほか、2008年に実施した耐震診断で要改築との診断が出ていることなどから実施するもの。
今回の業務では、病院を取り巻く医療環境に即した病棟機能の在り方、方向性を検討するとともに、建物等の整備内容や建て替え方法を整理する。具体的には基本構想では、外部環境の調査および分析と新病棟の方向性、基本計画では全体計画と部門別計画、施設配置計画、医療機器等整備計画、事業収支計画、整備手法・管理運営手法検討、市民アンケート調査の実施支援、新病棟建設基本構想・基本計画策定委員会支援、パブリックコメントの実施支援などを実施する。
今後、19年度から2カ年で基本構想・基本計画を策定し、その後、基本・実施設計等に着手、5年以内での着工を目指したいとしている。なお、組合全体の医療機能体制を検討する「一部事務組合下北医療センター医療機能等整備計画策定業務」は、システム環境研究所が担当した。
提供:建設新聞社