県長浜土木事務所は、長浜市徳山町地先の山間部に3基の砂防堰堤を新設築造する「坪谷川補助砂防総合流域防災事業」について、現在進めている第2基目の砂防堰堤に次いで、今年度内に第3基目となる砂防堰堤の築造工事を発注し、来年度から2021年度にかけて堰堤築造工事を進めていく考えだ。
今年度の建設工事発注見通し(7月見直し分)によると、事業を管轄する河川砂防課では、来年1月以降の「第4四半期」の工事発注(総合評価方式による簡易型一般競争入札)を予定。
今年度内に入札を執行し施工業者を決め、管理用道路工を含めて約22ヵ月間の工期を設け、来年度から第3堰堤(高さH10・5b×長さL53b)の新設築造に係わる本格的な工事を開始する方針。
堰堤3基を新設築造する坪谷川の砂防工事(長浜市徳山町)は、2016年度に施工した最下流に位置する第1基目の砂防堰堤に次いで、河川が枝分かれした上流域に2017年度から第2基目の堰堤築造工事に着手(施工・竃セ豊建設)。2018年度から19年度にかけて工事を進め、来月末には第2堰堤が完成する予定。
枝分かれした坪谷川の上流域に設置する最終となる第3堰堤の新設築造については、昨年度にL140bの道路詳細設計と一般構造物の詳細設計を含め、砂防堰堤の詳細設計を行い、昨年度内に業務を完了している(担当・潟Xリーエスコンサルタンツ滋賀営業所)。第2堰堤の完成を待って、引き続いて第3堰堤の築造工事に取り組み、2021年度内の事業完遂を目指す。
提供:滋賀産業新聞