新潟県企業局施設課は7日、公募型プロポーザル方式(標準型)で選定していた「胎内第一発電所老朽化対策実施設計業務」の最優秀提案者について、八千代エンジニヤリングに特定した、と発表した。
62年(昭和37)に運転開始の発電所施設のうち、ダムおよび導水路、調圧水槽、水圧鉄管コンクリート構造物および鋼構造物の老朽化対策を実施するための対策手法(更新・修繕など)の詳細設計を行うほか、工事実施に必要な資料を作成するもの。技術提案に関しては「施工計画における課題および検討方法」、「ダム越流部および減勢工の補修工法選定に係る留意事項」の2項目を求めていた。
業務内容は計画準備、現地調査等、基本事項の決定、耐震性能照査(調圧水槽、水圧鉄管)、土木設計、鋼構造物設計、施工計画、仮設計画、設計書、数量計算書等、照査など各一式。場所は胎内市下荒沢地内。履行期限は20年3月まで。
施設概要はダム堤高が35・0メートル、堤頂長68・0メートル、堤頂幅が3・5メートル、堤体積は1万7000立方メートル、形式はダム水路式水力発電所。導水路は圧力円型で内径2・4メートル、亘長が6218メートル。また、調圧水槽は内径7・5メートル、槽高34・5メートルで水圧鉄管は内径2・4−1・3メートル、管厚9・0−22・0ミリ、延長325・4メートルとなっている。