常西用水土地改良区は、正の江用水地区基盤整備促進事業(水利施設整備)に新規着手する。19年度から3カ年に総事業費2億2500万円を投じ、延長1430メートルの用水路改修に取り組む。
受益面積は富山市針原中町地内の112・9ヘクタールで、常願寺川河口部左岸の農地が対象。正の江用水路は1956年に団体営かんがい排水事業により築造された現場打ちコンクリート水路。施設の老朽化が著しく、通水能力不足も生じているため、早急に施設機能を回復し、農業用用水の安定供給を図る。
整備内容は用水路工1430メートル(フリューム)、分水工一式。最大通水量0・629立方メートル/秒。事業費のうち、工事に2億1240万円、測量設計に1100万円、用地買収・補償に160万円を充てる。
21年度の完成を予定している。