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建通新聞社(東京)
2019/08/08

【東京】葛飾区 新庁舎施工は再開発ビル施工者に

 葛飾区は、京成立石駅北口で進む再開発のビル内に移転・新設する新庁舎の内部の施工を、再開発ビルを建設する施工者に依頼する方針だ。今後設立される立石駅北口地区市街地再開発組合が施工者の選定を進める。区は、再開発ビルが完成した後に新庁舎として整備した保留床を取得する格好となる。
 新庁舎が入居する再開発ビルの規模は、鉄筋コンクリート造地下3階地上13階建て棟屋1階建て延べ約4万1100平方b。庁舎レイアウトの設定は、計画人口が約46万人、来庁者数が1日当たり約2500人、庁内職員数約1590人。
 地下3〜1階は駐車場や自転車駐車場、地上1階には夜間・休日窓口を配置する。1〜2階には、商業・公益施設の整備を計画。3〜5階は総合窓口ゾーンで、特に来訪者が多い窓口を配置し吹き抜けた一体的な空間を整備する。3階に住所変更などの(仮称)区民総合窓口、4階に福祉関連、5階には子育て関連や税金関連の窓口を配置する予定。総合窓口ゾーンの上層一帯を一般窓口ゾーン、その上層一帯を災害対策ゾーン、その上層一帯を事務ゾーンとする計画。最上層には区議会ゾーンを配置する。エスカレーターは1〜5階までの区間に設置する。
 防災機能の面では、3階の床下に免震構造を整備することで一般的な建築物の1・5倍に相当する耐震安全性を確保する。災害対策関連諸室の規模を既存庁舎の約2倍に拡大しワンフロアに集約。屋上にはヘリポートを設置する。環境面では、地球温暖化対策のモデルとなる庁舎として、CASBEE「Sクラス」の達成に向け具体的に採用する設備・機器などを検討する。
 再開発ビルの建設地は立石7ノ1他で、敷地面積は約4660平方b。

提供:建通新聞社