富山市は、「(仮称)富山市総合体育館運営等事業民間提案」の募集要項を公表した。提案書を9月20日まで受け付ける。
同体育館は「2000年とやま国体」の開催に伴い、1999年に建設されてから約20年が経過し建築・設備が老朽化。併せて、市が進めるコンパクトシティ戦略の実現に向けて中心市街地における集客・交流の中核に位置付け、まちづくりの「経営資源」への転換が必要としている。市では民間事業者の資金やノウハウの活用がこれらの課題解決に有効とし、同事業の機能とコストの最善の組み合わせの判断に必要な情報を得ることを目的に、民間事業者を対象に提案を公募する。主な参加資格は、同事業への参画について関心がある法人、または複数の当該法人による共同事業体。
提案項目は▽事業コンセプト・実施方針▽民間事業者の業務範囲▽スケジュール▽事業手法▽運営収支計画―など。9月25〜10月4日にかけてヒアリングを行い、10月中旬に結果概要を公表する。公募結果にかかわらず、市が同事業をPPP/PFI事業として進めることが適当と判断した場合、実施方針を策定・公表し、事業者の募集・選定を予定している。
同体育館(湊入船町)はRC造地下1階地上3階建て延べ2万8681平方メートル。第1・2アリーナやフィットネスルーム、研修室などがある。