岡山市は、岡山駅東口駅前広場等詳細設計業務を公募型プロポーザル方式で公告した。15日から23日午後5時まで提案書などの提出を受け付ける。8月下旬に特定結果を通知する予定。
業務内容は、施工計画作成、駅前広場の詳細設計、交差点設計(駅前交差点・三好野前交差点・ターミナルスクエア前交差点)、広場内の建築設計、地下埋設物設計など。概算予算額は9268万6000円(税込み)。納期は2020年3月31日。着工は20年度下半期を予定している。発注は市が行う見通し。
概算工事費は43億円。内訳は駅前広場整備費29億円、軌道関連整備費10億円、交差点改良費4億円。国からの交付金などを最大限に活用し、軌道関連整備費は運行事業者も一部負担する。
後楽園に見立てて整備する同広場は、路面電車の電停は後楽園の流店をイメージし屋根を2枚片流れ屋根の組み合わせとし、天井仕上げには県産材の木材を使用、軌道部分は流店の水路をイメージした軌道緑化とする。現在の噴水広場は軌道と重なることで撤去し、北側にカスケード(滝)と水盤による新たな憩いの場として再生。桃太郎像は移設する。
JR岡山駅東口広場への路面電車乗り入れ事業は、岡山駅前電停を約100b延伸し、広場噴水近くに駅舎前に3カ所のホームを備えた電停を新設する。駅前広場については、路面電車が広場噴水近くに乗り入れることに伴い、タクシーゾーンと送迎ゾーンを入れ替え、バス、タクシー、一般車の出入りを完全に分離するレイアウトとする。
「提供:建通新聞社」