日本工業経済新聞社(群馬)
2019/08/06
【群馬】県設備設計事務所協会など3団体がBIMの講習会開く
群馬県設備設計事務所協会、群馬県建築士事務所協会、建築設備技術者協会関東支部群馬支所の3協会は2日、県庁昭和庁舎で講習会を開いた。当日は同協会員や県の建設関係職員など72人が参加。BIMの仕組みなどについて講義を受けた。
冒頭、あいさつに立った群馬県設備設計事務所協会の坂田伸也会長は「本日の講習会ではBIMの基礎から取り上げる。BIMは建設産業で今後主流になると思われる。非常に中身の濃い内容となるので、ぜひ、有意義な2時間としていただければと思う」と話した。続いて、県建築課の川端洋介課長は「県もBIMに関心を持っており、今回の講習会は非常に意義があると思う。これまでにBIMについて業界団体と意見交換などを行った。県全体でも普及を目指し取り組んでいきたい」と述べた。
講師はヤマト(前橋市)の鳥居博恭氏が務めた。同氏は「入職者減少に伴う、就業者の高齢化が大きな課題となっている建設業で労働生産性の向上は必須だ」とし、「中小規模建築物でのBIMの普及は効率化につながる」と解説。BIMの基礎から具体的な活用事例までを説明した。