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滋賀産業新聞
2019/08/07

【滋賀】東近江市 布引グリーンスタジアムのスコアボード新築

 東近江市が、布引運動公園の陸上競技場で球技場としても利用されている「布引グリーンスタジアム」(芝原町)で、スコアボードの新築工事を計画している。係る設計監理業務の指名競争入札を、きょう(7日)に開札して担当事務所を決定。設計業務を今年度内にまとめ、工事は20年度の単年度(7月から3月)で行なう予定。
 設計条件に、▽サッカー(J3)、アメリカンフットボール、ラグビーの各競技に対応すること、▽施工費・維持管理費・工期等の観点から比較検討し表示部は磁気反転式・LED式・大型映像装置のいずれかとすること、▽建設位置・大きさ等はサッカー(J3)の基準対応への施設改修に影響がないよう配慮すること―などを盛り込み、工事費は4000万円から6000万円までの範囲としている。
 布引グリーンスタジアムは、2006年から4年の歳月をかけて建設され、2010年10月16日に竣工し、11月7日にこけら落としとして日本フットボールリーグ(JFL)のMIOびわこ滋賀vsガイナーレ鳥取の試合が行われた。2018年4月21・22日にももいろクローバーZのコンサート「ももクロ春の一大事2018 in 東近江市」を同競技場で開催し、2日間で3万2574人を動員した(コンサート自体は隣接の多目的グラウンドで開催され、陸上競技場は物販等に使用された)。
 現在、東近江市は草津市とともに「MIOびわこ滋賀」のホームタウンで、同スタジアムは甲賀市陸上競技場(水口スポーツの森)とともに「MIOびわこ滋賀」のホームスタジアム。高体連や関西学生リーグでサッカーに多用される以外にも、関西学生アメリカンフットボールリーグ、ラグビートップリーグにも使用されている。
 施設概要は、日本陸上競技連盟第3種公認、トラック(全天候舗装1周400b、直線100b×9レーン)、フィールド(天然芝106b×71b)、観客席(メインスタンド1860席、芝スタンド3200人、合計5060人)、照明設備(簡易鉄塔式14基=照度の関係でJFL・Jリーグの試合ではナイター不可)。
 周辺施設として、多目的グラウンド(170b×162b)、グラウンドゴルフ場(天然芝8ホール)、こども広場(大型複合遊具・幼児複合遊具)、駐車場(第1〜3、500台)を有し、防災拠点施設(防災備蓄倉庫250平方b、防災便所3ヵ所、太陽光発電2ヵ所、ハイブリッド照明10基)としても機能する。
 なお、サッカー(J3)の基準対応への施設改修は、決定事項ではない。

提供:滋賀産業新聞