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北海道建設新聞社
2019/08/06

【北海道】津別町の新役場庁舎、3分割で9月に指名

 津別町は、老朽化した役場庁舎と議会議事堂、林業研修会館を統合して一体的に建て替える新役場庁舎建設を、主体、電気、管の3分割で9月19日ごろに指名する考えだ。参加を希望する特定共同体の募集はきょう5日に告示する。10月末に入札し、11月ごろの着工、2020年度末の完成を目指す。

 幸町41にある現役場庁舎は1958年に建設。規模はRC造、地下1地上2階、延べ1360m²。庁舎に隣接する73年建設の町議会議事堂(RC造、2階、延べ1130m²)と80年建設の林業研修会館(S造、2階、延べ536m²)もそれぞれ老朽化が進み、耐震性もなく、大地震発生時には倒壊する恐れが高い。

 また、役場機能では、議会議事堂に生涯学習課の学校教育グループ、中央公民館に社会教育グループが配置されるなど窓口が分散しているという課題があることから建て替える。

 新庁舎は現庁舎の東側駐車場[MAP↗]に整備する方針で、健康福祉センターの機能も備える。構造はRC造とW造の混構造とし、2階、延べ3240m²を予定。1階は窓口サービスの必要な部署や小・中会議室、コミュニティーホールを設置。2階は議会議事堂や大会議室などを置く。

 新庁舎から国道240号までつながる道道屈斜路津別線にはイチイやエゾマツ並木を造成し、「愛林のまち・つべつ」にふさわしい木を感じられる庁舎とする。

 建設費は概算で、主体が10億7600万円、電気が2億6200万円、管が2億5800万円となっている。

 9月の定例町議会で建設費を補正し、11月の臨時町議会で契約承認を得て着工というスケジュールを組んでいる。