神奈川県が2018年度に契約した条件付き一般競争入札工事1378件の平均落札率は93・39%で、前年度に比べて0・27ポイントの上昇となった。一方、工事系委託の条件付き一般競争入札は81・74%で、0・16ポイントの下落。第4四半期に限ると、条件付き一般競争入札は工事が前年度同期比0・25ポイント下落の93・04%、工事系委託が0・55ポイント上昇の82・45%となっている。
18年度の発注件数は前年度と同じ2398件。このうちの83%に当たる1988件(工事1378件、工事系委託610件)が条件付き一般競争入札。
その他の入札方式の平均落札率は、指名競争入札の工事(161件)が0・1ポイント上昇の93・39%、工事系委託(126件)が0・81ポイント下落の81・95%となった。随意契約については、工事(67件)が0・84ポイント上昇の97・07%、工事系委託(56件)が3・81ポイント下落の95・62%。
○第4四半期 一般競争 工事は下落、委託は上昇
18年度のうち、第4四半期の案件数は工事と工事系委託を合わせて502件。部局別の内訳は、総務局4件、環境農政局44件、県土整備局315件、企業庁99件、教育局3件、警察本部37件。
このうち、工事の件数は合計373件。条件付き一般競争入札案件は319件(総務局1件、環境農政局28件、県土整備局179件、企業庁82件、警察本部29件)だった。
指名競争入札工事41件(環境農政局4件、県土整備局30件、企業庁7件)の平均落札率93・08%は、前年度同期比で0・62ポイントの下落。
随意契約工事は、総務局1件、環境農政局3件、県土整備局3件、企業庁3件、警察本部3件の合計13件。平均落札率は前年度同期に比べて1・08ポイント上昇し、97・3%となった。
一方、工事系委託は合計129件。条件付き一般競争入札案件は91件で、総務局1件、環境農政局8件、県土整備局73件、企業庁7件、警察本部2件がその内訳。
指名競争入札は全26件のうち24件が県土整備局案件。残る2件は環境農政局と教育局だった。平均落札率は81・8%で、0・02ポイント下落した。
随意契約については、平均落札率が15・51ポイント下落の84・22%。案件数は総務局1件、県土整備局6件、教育局2件、警察本部3件の合計12件だった。
提供:建通新聞社