西日本建設業保証会社鳥取支店がとりまとめた前払い保証取扱い実績から見た2019年度第1ー4半期(4ー6月期)の県内公共工事は、請負金額340億9000万円、件数633件で、対前年度同期比で金額が41・4%増、件数も21・7%増で、金額、件数とも大きく増加し、過去5カ年の1−4半期動向比較では最も高い数値を示した。
発注者別で見ると「国」が0・4%増の55億2800万円(件数54件)、「県」が21・8%増の110億0100万円(同276件)、「市町村」が51・6%増の95億3400万円(272件)、「独立行政法人(西日本高速道路中国や国立大学法人等)」が32・1%増の22億8800万円(8件)、「その他公共団体(県東部広域行政管理組合、境港管理組合等)」が268・5%増の57億3700万円(23件)。
地区別状況は、東部地区の104億0600万円(34・4%増)、八頭地区24億3900万円(18・5%減)、中部地区89億6400万円(281・2%増)、西部地区97億0500万円(15・4%増)、日野地区は25億7400万円(1・5%減)で、中部地区が大幅に増加した。
工種別では、土木176億4400万円(3・7%増)、建築101億7300万円(140・3%増)、電気18億5700万円(176・7%増)、管31億7000万円(142・5%増)、測量・調査・設計8億7000万円(2・3%増)、その他3億7300万円(978・3%増)。
6月の単月の状況は、請負金額が3・3%増の85億0700万円、件数が2・8%増の181件で、ともに微増。発注者別は、「国」28億3200万円(66・0%増)、「県」23億9500万円(1・5%増)、「市町村」22億3800万円(32・8%減)、「独立行政法人等」1億5500万円(76・0%減)、「その他公共団体」8億8600万円(362・6 %増)。
日刊建設工業新聞