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建設経済新聞社
2019/07/31

【滋賀】GLP野洲 開発計画 令和2年1月新築着工予定 延約2万uの物流施設

 物流不動産およびその関連テクノロジーに特化した事業会社である日本GLP梶i代表取締役社長帖佐義之氏、東京都港区東新橋1−5−2汐留シティセンター34階)は29日、野洲市で延床面積約2万uの先進的物流施設「GLP野洲」の開発を行うことを決定したと発表した。総開発費用は約42億円で、令和2年1月着工予定、同3年3月竣工予定。「GLP野洲」は「GLP滋賀」(草津市)に続き、同社が滋賀県で運営する2件目の施設で、既に専用施設として入居予定企業との間で1棟全体について賃貸借契約を締結している。
 計画地は、野洲市大篠原1610−7の敷地約1万u。国道8号に至近であり、名神高速道路「栗東IC」から約8q、「竜王IC」から約7・6qと物流拠点としてのアクセスに優れている。名阪の中間に位置し、平成20年に新名神高速道路(亀山JCT−草津田上IC間)が開通したことで、2大都市圏への広域配送の拠点として更に利便性が向上したほか、京滋エリアにおける地域配送の拠点としても適している。
 施設規模は耐震・S造4階建(1階にトラックバースを設置)、延約2万u。認証取得CASBEE(新築)認証(予定)。1階の内柱をRC造、梁をS造としたハイブリッド工法を採用し、ブレースのない空間にすることで、搬入出業務の効率性を向上させるほか、マテハン等の設備導入に関するレイアウトの自由度も確保する。入居予定企業の専用施設として計画しており、カスタマーの個別ニーズに最適な仕様、および設備を採用することで物流業務の効率化をサポートする。
 帖佐社長は「今回、日本GLPでは新施設に関する構想の早期段階で、野洲市エリアでの潜在的なニーズを捉え、『GLP野洲』の開発を決定した。入居予定のカスタマーに最適な施設を提供するとともに、地域における産業の活性化と流通拠点の整備に貢献していく」と話している。
 GLPは先進的物流施設および物流ソリューションの世界的な投資会社。日本GLPは平成21年3月に設立されたGLPの日本法人。「GLP野洲」は、GLPがグローバルな政府系投資機関および年金基金からの出資により、同30年12月に設立した物流不動産開発ファンド「GLPジャパン・ディベロップメント・パートナーズV」による開発物件となる。