建設新聞社
2019/07/30
【東北・福島】いわき駅並木通り地区再開発、組合設立し8月下旬にも業務代行者を選定
いわき駅前地区に分譲マンションなどで構成する再開発ビルの新築を目指す「いわき駅並木通り地区市街地再開発組合」の設立総会が28日、いわき市のいわき民報ビルで開かれ、設立発起人である野沢達也氏を理事長に選出した。
野沢理事長は「本日、組合として新たにスタートした。課題が山積しており簡単にはいかないが協力してほしい」と抱負を述べ、組合員全員のサポートを要請した。
再開発ビルの建設地は、いわき市田町地内の約1・2f。計画によると、共同住宅(144戸)、立体駐車場、商業・業務施設で構成するRCおよびS造地下1階地上26階建て、延べ2万5965平方b(高さ83b)の施設と、シニア向け共同住宅(151戸)、立体駐車場、設備棟となるRCおよびS造地下1階地上24階建て、延べ1万7738平方b(高さ78b)の2施設5棟を整備する。建築基本設計は東畑建築事務所が担当。
施設の建設に当たっては、事業推進に必要な調査や実施設計、施工などを担当する特定業務代行者の募集を進めており、8月下旬にプレゼンテーション・ヒアリング審査を行い優先交渉権者を選定する予定となっている。
今後同組合では、権利変換計画の認可申請を進めるとともに、実施設計を作成するとしており、本年度末に建物除却および整地に着工し、2021年3月の施設完成を目指している。
提供:建設新聞社