県営水力発電所を再整備・運営するコンセッション(公共施設等運営権事業)の事業者選定で、4グループが第1次審査を通過したことが19日、分かった。県企業局は引き続き第2次提案書の提出を求めており、来年2月に優先交渉権者を決める。
第1次選定では参加資格が認められた、いずれも県内企業を含め複数の事業者で構成する7グループが提案書を提出。6月末にあった第1次審査会では、同種業務実績やリスク管理、県内事業者の参画などの選定基準を評価し、上位4グループが選ばれた。
今後、現地調査の機会を設けるなど競争的対話を実施した上で、第2次提案書を12月26日まで受け付け。来年2月の審査会で優先交渉権者を最終決定する。
20年7月から20年間にわたり再整備と運営権を移譲するのは▽小鹿第1(三朝町)▽小鹿第2(〃)▽日野川第1(日野町)の各施設と、県が先行してリニューアルを進める舂米(若桜町)―の4施設。運営権対価の最低提案価格102億円。
日刊建設工業新聞