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日本工業経済新聞社(茨城)
2019/07/18

【茨城】水戸市が千波市民センター移転改築/来年度着工へ設計進む

 水戸市は市民センター総合管理計画に基づき、千波市民センター(千波町1396―4)の移転改築を行う。2019年度は樺建築設計事務所(水戸市)で基本・実施設計をまとめ、20年度に工事を行う。
 千波市民センターは、進入路が狭く、駐車場が利用しづらい状態だが、既存住宅が周囲に立地しており敷地拡大が困難であるため、移転改築を行う。移転先の用地は、同地内の畑(2230u)を寄付により取得する予定で、地権者と調整しているところ。
 新施設の規模はS造平屋、約880u。ホール、会議室、多目的室、和室、市民サロン、トイレ(男女・多目的)、倉庫、コミュニティールーム、調理室、図書コーナー、雨水貯留施設、管理諸室などを配置する。
 当初予算では、事業費(基本・実施設計、地質調査、用地造成工事)として5800万円を設定している。
 地質調査や用地造成工事の発注時期は土地の取得状況次第だが、用地造成工事に関しては7〜9月に一般競争入札で発注する見通し。内容は整地工および伐採工で、工期は5カ月を見込む。
 基本・実施設計の指名競争入札は5月14日に執行され、中建築設計事務所が2279万8000円(税抜き)で落札した。履行期間は20年3月15日まで。
 実施設計の内容は、主体工事・電気設備工事(太陽光発電設備を含む)・機械設備工事・消防設備工事・外構工事(駐車場整備、屋外給排水、防犯灯設置、自転車置場設置、防災倉庫設置など)・必要となる付帯工事など。
 市の19年度から3カ年の実施計画では、20年度は改築工事に1億4400万円、21年度も改築工事に同額を計上している。