日本工業経済新聞社(茨城)
2019/07/12
【茨城】利根町が実施計画まとめる/公共下水道維持管理に2・6億円
利根町はこのほど、第5次総合振興計画前期基本計画に基づく実施計画を公表した。事業は5つの基本方針に分類され、2019〜21年度までの3カ年で実施すべき事務事業の内容や事業費が示されている。主なものでは、公共下水道施設の維持管理(2億6230万円)、町内幹線道路の整備(2億1303万円)、生涯学習施設の整備(1億3407万4000円)など。新規事業では健康増進施設整備の検討(450万6000円)が盛り込まれた。
基本方針の「安全で人にやさしい快適なまちづくり」では、道路および橋梁の補修や除草、街路樹や街路灯の維持管理を行う道路維持管理の強化に3カ年で7億3326万3000円。
町内幹線道路の整備では、町道112号線の改良工事に2億1303万円を投じる。
町道1234号線など生活道路の改良工事には、7440万円を想定。
公共下水道施設の維持管理には2億6230万円を設定。布川・早尾・羽根野地区や立木・横須賀地区の汚水管渠更生工事、押戸・大房地区の汚水管渠調査、布川地区の雨水路整備工事などを予定している。
基本方針「いつまでも健康で元気あふれるまちづくり」では、厚生労働省認定の温泉利用型健康増進施設の誘致を想定し、町民や近隣市町村住民へのアンケートなどを行う基礎調査委託に450万6000円。7月末にも指名競争入札で発注する見通し。
福祉を支える人材の育成では本年度、すこやか交流センターの防災カーテン交換や駐車場区画線修繕、防水改修、エアコン改修に合わせて375万6000円を充当。
また、健康づくり啓発の推進では、21年度に保健福祉センターのトイレ改修工事を見込む。事業費は279万8000円。
基本方針「誰もが夢を持ち輝き続けるまちづくり」では、生涯学習施設の整備に1億3407万4000円。19年度は公民館の駐車場整備やLED交換、図書館の照明改修や空調改修を行う。20〜21年度には、公民館ホールの舞台吊物設備更新工事を計画。
基本方針「みんなが主役でともに進むまちづくり」では、既存施設の有効的な活用で、19年度にコミュニティセンターのトイレ改修に230万1000円、高圧ケーブル修繕に207万4000円を配分。そのほか、20年度には空調入れ替えに向けた設計、21年度にはその工事を予定している。
日本ウェルネススポーツ大学との連携事業では本年度、旧利根中学校の第1グラウンド公衆トイレ新築工事に988万円を計上。