日本工業経済新聞社(茨城)
2019/07/11
【茨城】関東地整局長表彰/優良工事や技術者たたえる
国土交通省関東地方整備局は11日、2018年度の優良工事、優良業務、優秀技術者などの局長表彰式を挙行した。本県関係の受賞者は、優良工事8社、優秀工事技術者5人、安全管理優良受注者表彰19社。業務関係は、優良業務・技術者表彰を8社9人。工事成績優秀企業では5社が認定された。表彰式では石原康弘局長が表彰状を授与。受賞者は総合評価方式などで企業の技術力評価が優位になる。
局長表彰は、18年度に完成した工事や業務のうち、本局および管内51事務所から推薦された河川、道路、営繕、港湾・空港の工事および業務の中から、優良工事等選定委員会(港湾空港関係は表彰審査委員会)において審査し、特に優れた成績を収め、安全対策が優れ創意工夫が見られた工事や業務、技術者などを称えるもの。
工事関係では、対象1023件のうち優良工事74件(68社)、優秀工事技術者62人が受賞。また、安全管理に優れた受注者を称える安全管理優良受注者表彰に106社(重複あり。アスファルト10社、一般土木97社)が輝いた。
業務関係では、対象1499件のうち優良業務57件(40社)、優秀技術者58人が受賞した。
工事成績優秀企業認定では、平均点が80点以上の31社が表彰された。
局長表彰式では、19年度工事成績優秀企業の認定式も行われた。認定対象企業は31社で、県内企業では水郷建設梶i潮来市)が平均点81点で、昭和建設梶i水戸市)と日東エンジニアリング梶i土浦市)が平均点80点で選ばれた。
この認定は、関東整備局(港湾空港部を除く)において過去2カ年度(17年4月1日〜19年3月31日)に完成した土木工事(3件以上)の工事成績評定点の平均点を算出し、平均点が80点以上で、認定企業としてふさわしい企業を選定したもの。工事成績評定の透明性の確保と民間事業者の技術力向上を図るために実施している。
認定された企業は、受注した工事について発注者が行う中間技術検査を省略できるほか、総合評価方式で企業の評価が優位になる。