日本工業経済新聞社(茨城)
2019/07/03
【茨城】ひたちなか市が年度末公告/統合小の外構工事
ひたちなか市は平磯・磯崎・阿字ヶ浦地区統合校の建設工事に2019年度から着手する。校舎棟や屋内運動場棟の工事は6月24日に公告済み。今後はプール・部室棟(S造平屋、1025・14u)の建設工事を公告する予定で、11月までに仮契約を締結し、12月議会に工事契約議案の上程を目指す。倉庫や駐輪場の建設、グラウンド整備などの外構工事は、早ければ年度内に公告する。開校は21年度を予定。
この事業は、少子化による人口減少が続いている平磯・磯崎・阿字ヶ浦地区の教育環境向上を目指すもの。平磯・磯崎・阿字ヶ浦の3小学校と2中学校を統合し、市内初となる小中一貫校を建設する。建設事業費は66億8200万円を想定。
建設地は磯崎町5135ほか38筆で、敷地面積は約5万8000u。設計は椛釜a技術研究所(東京都品川区)が策定した。
建設する主な建物の概要は校舎棟(RC造2階建て、延べ1万228u)、屋内運動場棟(RC造2階建て、延べ3253・47u)、プール・部室棟。いずれも完成は21年1月を予定している。プール・部室棟の発注時期が異なるのは、校舎や屋内運動場に比べて完成に要する期間が短く設定されているため。
外構は共用グラウンドや軟式野球エリア、テニスコート(4面)、駐車場(外来用85台、職員用65台)浄化槽(120人槽)を整備する。
また屋外倉庫棟(RC造平屋、57・5u)や駐輪場(S造平屋、43・92u)などの建設も外構工事に含まれる予定。
外構工事については他の工事との進捗を見ながら発注時期を定める方針。早ければ年度内に公告して20年4月の仮契約締結を目指すが、19年度予算には外構工事に関する予算が計上されていないため、年度内に発注する場合は補正予算を編成して事業費を確保することになるもよう。
なお既に公告済みの校舎棟・屋内運動場棟はいずれも建築・機械・電気の3分離で発注。校舎棟の建築・機械・電気工事と屋内運動場棟の建築工事は7月25日に、屋内運動場棟の機械・電気工事は26日に開札する。