日本工業経済新聞社(茨城)
2019/07/01
【茨城】日立市建設業者表彰/20社14工事に栄誉
日立市は1日、2019年度建設業者表彰の受賞者を発表した。鰹H山工務店と鈴縫工業鰍ヘ今回の受賞者の中で最多となる11回目の栄誉を獲得。飯村機電工業鰍ニ泣Jドワキ産業はうれしい初受賞となった。表彰式は8月8日の午前10時から市庁舎503会議室で挙行する。受賞者を代表して謝辞を献じるのは渇ェ部工務店の岡部英明代表取締役。
受賞者は前年度に完成した工事327件の中から選定。20社14工事が栄に浴した。
受賞工事のうち「鳩が丘障害者福祉施設再整備事業」は老朽化した各障害者福祉施設を複合施設として改築した。敷地周辺に障害者福祉施設が散在する中、安全管理や周辺環境への工事騒音などに配慮。施設利用における安全面や利便性などを考慮した提案を行ったことが認められた。
「はちゅウるい館整備事業」はかみね動物園の開園60周年記念事業として行われたもの。来園者への安全対策や飼育作業への配慮、動物への影響などを考慮して施工。利便性向上への積極的な姿勢も高く評価された。
「学校給食共同調理場建設事業」では現行の学校給食衛生基準に準拠した施設を整備。安全対策を適正に行って災害防止に努めた。また衛生面や利便性の向上に対して十分に考慮した施工が、きわめて優秀であると判断された。
「おおくぼ保育園園舎改築事業外構工事」は、既存の園舎を使用しながら、同一敷地内に新しい園舎を建設。徹底した工程管理と安全管理などが求められる中、高い技術力と誠意を持った施工で滞りなく工事を完成させ、出来栄えも発注者の要求を十分に満たしていた。
「(国)大甕水木連絡道路整備(その16)及び(国)大みか水木間バス専用道路整備(その12)工事」、「(国)南北アクセス道路整備(その10)及び(国)大みか町地内バス専用道路整備(その6)工事」、「(国)南北アクセス道路整備(その7)及び(国)大みか町地内バス専用道路整備(その4)工事」は、大甕駅周辺地区整備計画および新交通導入計画に基づきバス専用道路などを整備した。施工ヤードが狭あいで施工機械や施工方法などに制約が多いにもかかわらず、高い品質を確保しつつ工事完成を成し遂げた。
「日立市新庁舎整備事業第2期工事」は多目的ホール棟や大屋根の建設、既存庁舎の解体などを実施。特殊な構造である大屋根や狭あいな敷地条件、本庁舎を供用しながらの安全管理など多くの注意を払う必要があったが、長期間にわたり無事故、無災害で工事を完了させた。
(国)市道2603号線道路改良工事は、通学児童の歩行環境改善や来庁者の利便性向上を目指して交差点や線形を改良した。ユニバーサルデザインの思考を採り入れて整備を実施。意見交換を密接に行ったことで、新庁舎建設事業と一体となった空間形成が成し遂げられた。