岡山県備中県民局は、国が進めている小田川合流点付替え事業に伴い、県道下原船穂線整備事業を実施する。同事業の推進には、国と県、倉敷市の協力体制が必要で、県は国の進める事業に併せて、現道拡幅工事を実施する方針。
同事業は、小田川合流点付替え予定地に現在の下原船穂線の一部が重なるため、上流側の倉敷市真備町川辺から船穂町柳井原地内の総延長2300bで道路整備を行う。総事業費は6億6000万円。
小田川付替えの上流部側で掘削工が行われる南山付近の延長480bは「道路付替工区」、高梁川との合流点付近の延長920bは「バイパス工区」と位置付け、県が国に負担金を支払い国が整備を担当する。上流側と下流側に挟まれた中間の延長900bは、「現道拡幅工区」として県が単独で整備を行う。総幅員は8b。このうち車道部は6b(片側1車線)で、路肩は片側1b。同区間では倉敷市がほ場整備を進めており、用地買収の必要はない。設計はウエスコ(岡山市北区)が担当。
「提供:建通新聞社」